英語科 6月開講「数量詞スペシャル Part Ⅱ」

講座紹介

英文法の隠れた難所、数量詞を取り上げます。

数量詞とは、名が示すように、数や量を示す語たちで、例としては、some/any, many/much/a lot, (a) few/little, all/every, none/no-one, both/either/neither, other/another など、英語学習の初期段階で出会い、日々最も頻繁に登場する語たちです。その割に、 きちんと押さえられているかというと、英語力上級者、学習歴が長い方、日常的に英語を使用されている方々にとっても意外な盲点であり、自信のなさの原因とも言える語たちとも言えます。逆に言えば、こうした語をきちんと押さえれば、(完了形や仮定法などの)明らかな文法難所を押さえたり、語彙力を強化するのに匹敵する効果が期待できます。

どうして数量詞が隠れた難所なのかとしては、次の二点が考えられます。
1) 数量詞のような限定詞は、名詞・動詞・形容詞・副詞のような「意味語(content words)」と違い、明らかな意味をもっておらず、文のなかの主人公となる名詞を(数量の観点から)限定したり、その修飾先の名詞の代わりとなって働くのが役割なので、その語自体の意味が不安定。特に、母語に翻訳して英語を学ぶ癖のある学習者にとっては、一対一の訳語が付きにくいので、厄介感・苦手意識につながりやすい。

2) そもそも、「数量詞」という品詞はなく、便宜上「数量詞」として教えられたり、呼んだりしている上記の語たちには、「(数量)形容詞」と、「(数量)代名詞」という、より正確な品詞名があり、上記1)でのべたように、その役目は、①その後ろの名詞を(数量の観点から)限定、あるいは修飾していくことと、②その修飾していく名詞を飲み込んで、その名詞の代わりとして働くこと。
①の場合は、名詞を修飾するので、(数量)形容詞、②の場合は、名詞の代わりとなるので(数量)代名詞という名の方がより正確にこれらの語を表す。このように、「数量詞」というざっくりした呼び名で押さえていることも、文法学習的に押さえにくく、無意識のうちに苦手につながりやすい。

以上の分析を踏まえ、なんとなく数量を意味する言葉としてではなく、自分や相手の表現したい通りに、きっちり誤差なく押さえることを目標に、「数量形容詞」と「数量代名詞」という、よりはっきりした名前と意識をもって、短期集中して学び、見えないところのネジを締め直し、英語のぐらつきを押さえていただければと思います。

2021年3月に行った同名講座の第2弾です。今回は、練習問題を中心に進めます。継続の方はもちろん、新規の方も是非どうぞ。Part1からの復習から始めますので、無理なく参加できます。

Essential Grammar in Useからの抜粋を軸に、豊富なexercises と音読で知識を定着させ、実践への移行を図ります。上述したように、意味の揺らぎ・曖昧さが伴う今回の品詞は、初級の方のみならず、中級、上級の方にとって盲点となるところなので、この機会を捕えていただきたいと思います。

EGrL-20/6 全4回 初級上から
担当:大石 美幸 先生
優遇授業料:13,400円(6/15迄) 通常授業料:14,700円(6/16以降)
※はじめての方は入学金8,500円がかかります。

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