仏検2次試験は、どの級もコミュニケーション能力とフランス語力(発音・文法・語・句)が評価基準となります。普段の実力を発揮するためには、フランス語での面接に慣れておくことが大切です。仏検2次試験の会場になることもあるアテネ・フランセの教室で、準備しておきましょう!
【仏検(実用フランス語技能検定試験) 2014年度 春季 日程】
2次試験(1級、2級、準2級)2014年7月13(日)
各級の2次試験内容
1級・・・ |
あらかじめ与えられた課題に関するスピーチとそれをめぐるフランス語での質疑応答。試験時間約7分。 |
2級・・・ |
日常生活に関する質問に対して、自分の伝えたいことを述べ、相手と対話を行う。試験時間約5分。 |
準2級・・・ |
提示された文章を音読し、その文章とイラストについての簡単なフランス語の質問にフランス語で答える。試験時間約5分。 |
実際にプライベートレッスンを受けられた受講生の方から、準1級合格体験記をいただきました。
(2011年12月〜2012年1月に5コマ受講)
フランス語を独学ではじめて約4年、準1級の1次試験を終えて、ようやく手ごたえが得られたとき、さて、2次試験をどうしたものかと考えました。というのも、これまでフランス人との会話の経験は、2級の2次試験での数分間の会話、ただ1回だけだったからです。さすがに、面接は独習というわけにはいかないと考え、すぐにアテネ・フランセの個人レッスンを申し込みました。
試験まで、5レッスン受講しましたが、毎回50分のレッスンでは、与えられたテーマについて3分考えて、自らの考えを述べる、という2次試験と同じ実践形式を採っていただきました。はじめは、言葉が出てこず、先生には、文法を無視した、ひどい発音のフランス語を我慢強く聞いていただきました。たどたどしいフランス語をひととおり話し終えたら、質疑をしながら、先生からは、文法と発音の誤りを丁寧に指摘していただきました。これで、使える言い回しと単語がいくらか身についたように思います。1レッスンで毎回2つのテーマについて練習することができました。
はじめの2レッスンでは、ほとんど会話にならないような状態でしたが、場数を踏むとそれなりに口も動くようになり、2次試験前日の5回目のレッスンでは、先生からも、いい線までは来ていると、はげましていただきました。そのおかげもあって、2次試験は思ったほど緊張もせず、めでたくはじめての準1級2次試験で合格することができました。
たどたどしさが5回のレッスンで解消するわけではないですが、合計10テーマについて練習してみると、いくつか使える文の型も身に付き、本番でも、少々強引にレッスンで覚えた言い回しを使うこともできました。1級の2次試験に進めるのは当分先になるでしょうけれども、今後も余裕のあるかぎり個人レッスンを受けて、面接の準備だけでなく、会話力を高めていけたらと考えています。
(2011年秋季仏検準1級合格、T様より)